◆イスタンブール◆十日目 前編 



このアヤソフィアホテルではシャワーとトイレは共同使用なので
いつも紙が足りないし、バスタオルも、もちろん無い
二日前からバスタオルを買おうと思って店を探しているが売ってない
今日こそバスタオルを買うぞと気合を入れて聞き込みした
甲斐があり3時間くらいで買えた(5ドル)

正午にはホテルへ戻り、今後どうしようかと悩んでいる時
謎の従業員アリババが人肌脱いでくれた
アリババの友人の絨毯屋のオーナーが顔が広く
情報も集まるので、アリババが絨毯屋に掛け合ってくれたのである
今から、そのオーナーと私を引き合わせてくれるというのだ
途中、アリババは私とオーナの為にチャイ(紅茶)をたのでくれ話し合いが
スムーズにいくようにお膳立てをしてくれた
アリババに案内され大型の店に着くと絨毯屋の倉庫らしき所から、
マフィアのファーザーみたいな風貌のオーナーが微笑みながら近づいてきた
ファーザーはアリババから大まかな事情を聞いていたらしく
流暢な日本語で「私の事務所で話をしましょう」と言ってくれた、
アリババは仕事があると言って去っていった

事務所に着くと丁度チャイがきたのでチャイを飲みながらファーザーに
餃子の歴史を教えてほしいと頼んだ
  トルコ十日目 最終回へつづく
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